桧皮葺の屋根が流造りでなく直線に急傾斜に落ちていて千木、鰹木の趣が「京のお伊勢さん」と称される由縁です。2008年11月30日に撮影しました。
日向大神宮外宮の御祭神
天津彦火瓊々杵尊
天之御中主神
日向大神宮外宮
内宮の前方一段下がったところに建つ外宮は、本殿・御門ともに内宮とほぼ同じ規模・形式をもつが、屋根の千木が外削ぎで堅魚木がそれぞれ1本少なくなる。
本殿はともに造営年代に関する資料を欠くが、社藏文書や「拾遺都名所図絵」(天明7年・1787刊)から18世紀末にはすでに建っ ていたことがわかり、部材が一部取り替えられているものの、市内では例の少ない神明造本殿として貴重である。また、御門と板垣で敷地を区画する社殿構成は古式を伝えている。
また、内宮・外宮のほか拝殿・社務所・摂社等一連の建造物が、敷地の高低差を利用して配されるこの神社の構成はみごとであり、周囲の山と一体となって優れた境内環境を形成している。
内宮・外宮 京都市登録有形文化財
境内 文化財環境保全地区
昭和62年5月1日指定 京都市
上は境内に立つ京都市の説明板を再録したものです。
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