二月初旬から梅が咲き始める北野天満宮は、二月下旬から三月初旬にかけて約五十種、二千本もの梅の花が咲き競い、境内と梅苑は梅の香に包まれます。境内は自由に参拝できますが、梅苑はこの季節に限り有料(600円、梅茶・菓子付)で公開されます。梅苑の小径を歩くと赤や白の約千本の梅の花が観賞でき、境内とは違った雰囲気が味わえます。
摂社 地主(じぬし)神社
祭神 天神地祇(てんじんちぎ)
(相殿)敦実親王(あつみしんのう)・
斎世親王(ときよしんのう)・
源英明朝臣(みなもとひであきらあそん)
神徳 招福・交通安全・諸願成就
例祭日 四月十六日
当宮は、「続(しょく)日本後記」に「承和(じょうわ)三年(八三六年 菅公ご生誕の九年前)二月一日、遣唐使のために天神地祇(てんじんちぎ)を北野に祭る」と記録されている通り、天満宮創建以前よりこの地に鎮座していた神社である。
主祭神の天神地祇(てんじんちぎ)とは、日本国内六十余国に祭られたすべての神々のことであり、ともに祭られる三人の皇子はいずれも道真公のご血縁など、特に公とゆかりの深い方々である。現社殿は豊臣秀頼公の造営になり、由緒・規模とも天満宮第一の摂社である。
上は北野天満宮摂社地主神社の前に掲示されている由緒書をそのまま再録しています。
清水寺境内の地主神社は「じしゅじんじゃ」と読みます。
春先の北野天満宮は境内約千本、梅苑約千本の梅が咲き競います。
上の写真は三光門の横の梅、中の写真は地主神社の梅、下の写真は梅林