由 緒
由緒要略
当神社は後陽成天皇文禄年間、豊臣秀吉公の勧請にして、もと伏見桃山城に鎮座同城の守護神として秀吉公の崇敬篤く社名の満足の二字は秀吉公が大神の御加護を蒙りすこぶる満足するところありたるを以って呼称し奉るという。後元禄六年、徳川綱吉公が今の地に遷祀す。為に近隣の繁栄著しく、爾来、衣食住の大祖、万民豊楽の霊神として広く地方一般人の崇敬を蒐められ、御神徳あらたかなる故を以って、明治四十一年幣帛共進神社に指定せらる。
御祭神
本社 倉稲魂大神(うがのみたまのおおかみ)
末社 天照大御神
大国主大神
猿田彦大神
上は満足稲荷神社に掲示されている由緒書を書き写しています。
ご神木です。樹齢四百年ともいわれ京阪神沿線の百銘木の一つに数えられています。
岩神さんをさすり頭をなでると頭がよくなり痛いところ悪いところをさすると治ると言い伝えられています。
平成17年3月指定 もちのき科 常緑高木
1本の大幹から8本に幹分れした特徴ある姿をしており、東大路通からもよく見えます。伝承によると樹齢は400年といわれ、御神木として大切に管理されています。秋につける赤い実と緑のコントラストは、見る人に鮮烈な印象を与えます。
上は御神木についての京都市の説明パネルの文をそのまま再録しています。
文禄の役の出兵に際し稲荷神に戦勝を祈願したところ、霊験あらたかな結果で初戦は連戦連勝でした。気をよくした秀吉が伏見桃山城にお稲荷さんをお祀りし満足したのがこの神社の始まりです。元禄6年に今の地に移転されました。
主祭神 倉稲魂大神(うかのみたまのおおかみ)
鎮座地 京都市左京区東大路通仁王門下ル東門前町527 境内拝観自由
満足稲荷神社への市バス
東大路通を走る市バス「東山仁王門」下車すぐ
▼満足稲荷神社、下右は御神木の「もちの木」、下左は「岩神さま」