花山稲荷神社(京都市山科区の稲荷神社)

 

花山稲荷神社(かざんいなりじんじゃ)

 

花山稲荷神社

3月下旬には本殿の傍の枝垂桜が綺麗に咲き、4月初旬には参道の桜が咲き揃います。

花山稲荷神社の主祭神
 
宇迦之御魂大神、神大市比売大神、大土之御祖大神
花山稲荷神社の鎮座地
 
京都市山科区西野山欠ノ上町65番地
花山稲荷神社への公共交通機関
JR、地下鉄「山科」駅前より京阪バス「花山稲荷」
下車、徒歩約5分

花山稲荷神社(かざんいなりじんじゃ)

 社伝によれば、延喜三年(九〇三)醍醐天皇の勅命により国と民を護るために創建されたといわれ、祭神は、宇迦之御魂大神(うがのみたまのおおかみ)、神大市比売大神(かむおおいちひめのおおかみ)、大土之御祖大神(おおつちのみおやのおおかみ)の三神である。当社拝殿の右側には、「稲荷塚」と呼ばれる古墳がある。この塚は、平安時代の後期に、三条小鍛冶宗近(さんじょうこかじむねちか)が、稲荷大神の神徳により、名刀「子狐丸(こぎつねまる)」を鍛えたところとも伝えられている。この故事に因み、毎年一一月の第二日曜日に催される火焚祭(ひたきさい)は「ふいご祭」とも呼ばれ、火焚串を独特の鞴(ふいご)の形に組む。なおこの祭りの際、火中に投げ入れたみかんを食べたり、皮を煎じて飲めば、年中風邪をひかないといわれている。
 また、江戸時代には、当社近くに隠棲していた大石蔵助良雄(くらのすけよしたか)も当社を崇敬し、大願成就を祈願したといわれ、境内には、大石良雄献納の鳥居、断食石、血判石などが残っている。京都市
上の文は花山稲荷神社の鳥居横に掲示されている社頭掲示板の文をそのまま再録しています。

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