宇治神社(宇治市の神社)

 

みかえり兎 宇治神社

 

宇治神社

延喜式内社 宇治神社
御祭神
 菟道稚郎子命(ウジノワキイラツコノミコト)
    第十五代応神天皇の皇子
御由緒
 宇治橋の上流宇治川の右岸、この辺りは応神天皇の離宮(桐原日桁 キリハラヒケタノミヤ)跡でもあり、皇子の菟道稚郎子命の宮居の跡と伝えられている。応神天皇が稚郎子命を天位に任命するが稚郎子命は王仁(ワニ)博士から儒教の思想を学んでいたので兄の大鶴鷯命(オオサギノミコト 後の仁徳天皇)を差し置いて天位に就く事が儒教の思想(長子相続)と違ったため、稚郎子命は天位を兄の大鶴鷯命に譲りあいの後、死をもって節を全うした。後に、兄の仁徳天皇は稚郎子命の宮居に祠を建て神霊を祀ったのが、この神社の始まりである。
御神徳 宇治の氏神様
 幼い頃より聡明にして阿直岐や王仁博士について学門の道を極められ、我が国最初の文教の始祖であり、学業や受験合格の神様として崇められている。
御本殿 鎌倉時代初期の建物で、三間社流造り(さんげんしゃながれづくり)桧皮葺き(ひわだぶき)で御神像と共に国の重要文化財に指定されている。
みかえり兎 御祭神「菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)」が河内の国から、この土地へ向かわれる途中、道に迷われてしまいました。その時、一羽のうさぎが現れ、振り返りながら、後を追う「菟道稚郎子命」を正しい道へと案内し、お助けしました。この御由来のうさぎを当神社では「みかえり兎」と呼び、人々の人生を道徳の正しい道へと導く神様の御使いとして伝わっております。また、宇治と言う地名は、この云われよりついた名前ともいわれています。 宇治神社
上の文は宇治神社に掲示されている由緒書をそのまま書き写しています。

御祭神の菟道稚郎子命(うじのわきいらつのみこと)が自らが持つ聡明に努力を加えて学問をきわめられたことにあやかり、学業や合格の神様として崇められています。「学業御守」には兎がデザインされた模様が描かれています。源氏物語にちなんだ人形には兎の絵と紫式部が描かれています。

宇治神社の鎮座地 京都府宇治市宇治山田1
宇治神社への公共交通機関

 京阪電車宇治線「京阪宇治」下車、
  宇治川の右岸を上流に向かって徒歩約10分
 JR奈良線「宇治」下車、

▼宇治神社、みかえり兎
京都近郊宇治神社