総 神 社
総神社は山城国一之宮賀茂別雷神社三十八社の一つであります。賀茂御読経所聖神寺の鎮守社としえ社僧の崇敬した神社であります。創祀年代は詳らかではありませんが、社僧の始りは天武天皇白鳳年間と伝えられていますので、その時代と考えられます。当社の森が「菅宿の森」と呼ばれたのは菅原道真公が筑紫に流刑される際、当社の宮守であった叔母を訪れ、別離の情を述べ、遂に一宿されたと云う故事に依ると伝えられています。
紫竹地区は古来源氏とゆかり深い土地であり、源ョ朝の別邸があったとされています。源ョ朝の妾、常磐御前が牛若丸(義経)を此地にて出産したとつたえられています。古図に「常磐の森」と記入されております。
御祭神
天穂日命(アメノホヒノミコト)
天照大御神の御子にて、天孫降臨に先だち、出雲国に降り給い、永くこの地に留り、大国主命を和め、天孫の国土平定に功労あった神様であります。出雲国造(イズモノクニノミヤツコ)の祖神であります。
八幡大神(ハチマンオオカミ)
応神天皇を主座とし、弓矢の神として尊崇されています。古来源氏の守り神として信仰されました。
天満大神(テンマオオカミ)
菅原道真公であり、学問の神様として尊ばれ、殊に災厄を免れる神として広く信仰されております。
源義朝神霊(ミナモトヨシトモノミタマ)
源氏の武将であり、鎌倉幕府を創始した源ョ朝の父であり、又名将として知られる源義経の父であります。
境内末社
嚴島社 御祭 市杵嶋比賣命(イチキシマヒメノミコト)
(おはらひの神様)
上は総神社の社頭に掲示されている由緒書を再録しています。
總神社の鎮座地 京都市北区紫竹西南町46>
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