京都市電 2000 型は京都市電としては唯一ワンマン運転の為に新造された電車です。1964年と1965年に6両作られました。 京都市電として新造されたものとしては最終のもので、この後には600型を使ってワンマンに大改造された2600型とワンマン仕様に小改造されたいくつかの形式もあります。2000 型は全長11.7メートルの京都唯一の全金属製です。乗客定員は90名で、このうち座席定員は32人です。総括制御、Zパンタ集電と近代的ですが、これが京都市電最後の新造車となりました。塗装は軽快な700型の色から、600型と同じ濃いクリームとグリーンに戻っていますが、自重は700型よりもほんの少し軽く14.5トンと軽量電車となっています。2000型はラッシュ時には2両連結で走ったことでも懐かしい電車です。この電車が他の市電のワンマンカー改造の基本となりました。下の写真は八坂神社の西楼門から見下ろした東大路の祇園電停に停車中の京都市電2000 型を1971年(昭和46年)10月18日に祖父が撮影したものです。
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