下の写真は京都市電2000型です。ワンマン運行とラッシュ時の2両連結運行の為に1964年と1965年にわずか6両だけ製造された車両です。ワンマン運行時は中央扉から乗車し、前の扉から降りるのですが、ワンマン運行開始時の運転手はなれない業務に大変だったようです。Zパンタ集電の2000型は全長11.7メートル、重さ14.5トン、定員90人、うち座席定員は32人です。全巾は2.44メートルで、東京都電の標準より10cmから30cmも広くなっています。東京都電では5000型と5500型だけが京都市電と同じ2.4メートルを確保していますが、線路の巾がせまいだけに車巾もせまいようです。ちなみに京都市電の線路の巾はN電を除き1.435メートルの標準軌に対して、東京都電の線路の巾は1.372メートルと京都に比べて少し狭くなっています。
下の写真は停車中の2000型京都市電を1972年(昭和47年)3月6日に撮影しました。
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