祇園八坂神社西楼門の前を四条通から東大路を北へ向かう壬生車庫所属の京都市電800後期型です。方向幕は銀閣寺となっています。当時は東大路を北へ向かうと三条通の路面を行く京阪京津線との平面交差がありました。東大路をもっと北へ向かうと元田中電停に京福電鉄叡山線との平面交差もありました。又この四条通を西に向かうと当時は鴨川の東岸沿いを走っていた京阪電車本線との平面交差もありました。他にも嵐電等との平面交差等もありました。800型京都市電は全長11.95メートル、全巾2.43メートル、高さ2.81メートル、乗客定員76人、そのうち座席定員は36人です。終戦5年目の1950年から1954年の5年間に90両も作られました。京都市電としては600型の95両につぐ多い車両です。800後期型は間接自動制御を装備し、台車間の側板下部が下がっていません。800前期型は製造当初は600型と同じく側板中央下部が下がっていました。
下の写真は八坂神社西楼門前三叉路の800後期型京都市電を1972年(昭和47年)9月30日に私の祖父が撮影しました。

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京都観光ガイド800後期型