郭巨山

 

大津祭曳山 郭巨山(かっきょやま)

 

郭巨山のからくり

 郭巨が鍬(くわ)で地面の高い所を掘ると黄金の釜が出現するところをあらわしている。山の正面右手には郭巨の妻が子供を抱き、左手に郭巨が鍬を持って立っている。妻は子供をあやすような仕掛けとなており、郭巨が鍬を振ると前にある岩の一部が回転し黄金の釜が出現する。郭巨と妻の人形の首(かしら)の作者は不明であるが、郭巨が釜を掘り出した時の表情と妻の子供を愛する慈愛にみちた表情とが、このからくりと一層ドラマチックなものに仕上げている。
上は曳山展示館で200円で購入したパンフレットから郭巨山の解説文をそのまま再録しています。

郭巨山のみどころ

天井の格間(ごうま)には、かきつばた、桃、ゆり、あやめ、橘、梅、八重椿、あじさい、水仙、ばらなどの各種花が、金箔を使った写実的かつ精巧な彫刻で埋められている。見送幕は、弘法大師空海の書を刺しゅうしたものと伝えられるが、一説には中国の書家顔真卿(がんしんけい)の書であるともいわれている。また懸魚の鳳凰は繊細かつ精巧で写実的な彫り物である。
上は曳山展示館で200円で購入したパンフレットから郭巨山の解説文をそのまま再録しています。

京都八坂神社の夏の祭事の祇園祭にも同名の郭巨山があります。

郭巨山1

郭巨山2

郭巨山3


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