由 緒
唐崎神社(からさきじんじゃ) 日吉大社摂社
日吉大社の古記によると、舒明天皇六年(633年)、琴御館宇志丸宿弥がこの地に居住して「唐崎」と名付けました。ご祭神・女別当命は宇志丸宿弥の御妻君で、持統天皇(697年)の御代に創建したと伝えられています。古来、ここ唐崎は七瀬之祓(ひちせのはらい)の一所と定められ、朝廷を始め国家の大事に当っての祓を行なう霊場でした。古くは唐崎神社を女別当社とも称し、現在でも女人の信仰が極めて篤い神社です。婦人病・下の病に効くといわれる「茅の輪守り」を受ける参拝者が遠近より多数来られます。唐崎の地は、日吉大社・西本宮の大己貴神が最初にこられた地であり、琵琶湖を渡ってきた大己貴神に、田中恒世という漁師が粟飯を供えたという伝説があります。この故事が今日も日吉大社例祭・山王祭で執行される唐崎沖での「粟津の御供」の神事に残されています。
上は唐崎神社の由緒書をそのまま再録しています。
別サイトの
唐崎神社、唐崎の松もご覧ください。
唐崎神社は2ページの写真をご覧いただけます。
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御祭神/女別当命(わけすきひめのみこと)
御神徳/厄除け、病気平癒(特に婦人病、下の病に霊験がございます)
所在地/滋賀県大津市唐崎1-7-1
公共交通機関/
JR湖西線「唐崎」駅下車、並木道を琵琶湖に向かって徒歩約15分
みたらし祭/
7月28日・29日「夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)」と呼ばれる茅の輪くぐりは健康を祈願する神事、琵琶湖上では厄払いを祈願する神事として「願い串のお焚き上げ」が行われる。
唐崎神社