船岡山からの眺望-京都観光写真

 

船岡山からの眺望

 

由 緒

船岡山(ふなおかやま)

(全山史跡、風致地区)
船岡山は標高四十五米、周囲千三百米、面積二万五千坪の優美な小山であり、その東南側は建勲神社境内で特にうっそうとした森に被われている。豊臣秀吉の頃より信長公の霊地として自然がそのまま残され、京都盆地特有の樹相が良く保たれている。樹種が極めて多く、帰化植物がほとんど入りこんでいない京都市内で数少ない貴重な森とされている。
船岡山は聖徳太子の文献にもその名が出ており、又、京都に都が定められた時、北の基点となり、船岡山の真南が大極殿、朱雀大路となった。平安朝の昔には清少納言が枕草子で「丘は船岡…」と讃え、又、大宮人の清遊の地として多くの和歌が残されている。
 船岡の若菜つみつつ君がため
  子の日の松の千代をおくらむ(清原元輔)
戦国時代の応仁の大乱の際、この船岡山が西軍の陣地となり、以来船岡山周辺一帯は西陣の名で呼ばれている。
上は建勲神社境内に掲げられている由緒書をそのまま再録したものです。
注:標高四十五米とありますが、これは麓からの高さで、国土地理院の地図によると船岡山の三等三角点は海抜111.7メートルです。

祇園祭山鉾は京都祇園祭山鉾巡行33基写真集
33基全部の大きな写真が見られます。

建勲神社から少し歩くと船岡山の頂上展望台と船岡山公園に行けます。8月16日の大文字送り火の絶好の展望台として知られています。

船岡山公園への公共交通機関/
北大路通を走る市バス「船岡山」下車、登り口まですぐ
千本通を走る市バス「ライトハウス前」下車、東へ歩くと船岡山登り口の階段あり

▼船岡山から見る大文字火床、上より左大文字、舟型、大文字
京都観光ガイド船岡山