京都観光sh138

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楽水苑の梅

 

由 緒

神苑(楽水苑)の見どころ

眼の前の築山は、城南宮野神域とともに城南(鳥羽)離宮の数少ない遺構の一つで、「春の山」と伝わる。そもそも城南離宮とは、平安時代末期、鴨川下流、水郷景勝の当鳥羽の地に、白河・鳥羽上皇によって造営され、以来後白河・後鳥羽上皇に至る院政の府であり、寝殿、阿弥陀堂など堂塔の建築群と広壮な園池からなる平安文化の美の象徴であった。
神苑の全域にわたり、椿・梅・桂(かつら)・撫子(なでしこ)・若菜(わかな)・双葉葵(ふたばあおい)・葵(あおい)・萩(はぎ)など、源氏物語出所の植物(扇面陶板に、谷崎源氏訳文節引用と、学術解説を付す)百種を植栽し、吾国唯一の゛源氏物語花の庭″になっている。
春の山春のさきがけに、築山一帯の紅白枝垂(しだれ)梅が咲き競う。
平安の庭中の島(神仙島)、池の汀(みぎわ)野筋(のすじ)(秋野)の景観は、平安絵巻絵さながらで、「曲水の宴」の遺水が流れ、春の山吹、秋の七草などの景色は野趣に富む。
室町の庭女(め)瀧・男(お)瀧・守護石・礼拝石・蓬莱島(亀島)の石組は荘重で、和敬清寂の池泉回遊式庭園。八重の紅枝垂(べにしだ)れ桜と藤の花が美しい。
桃山の庭芝生の海、海岸線に岩島が続く豪快な枯山水庭園。つゝじが見事に咲く。
城南離宮の庭かっての城南離宮の建築群と築山や池泉を、縮尺して表現した枯山水庭園。昭和年代随一の造園家・中根金作氏(一九一七〜一九九五)の作庭で、平安・室町・桃山と時代の異なる庭園を順次鑑賞出来る得難い神苑である。城南宮
城南宮楽水苑春の山に掲げてある扇面型の由緒書をそのまま再録しています。
上の文章は城南宮楽水苑春の山に掲げてある扇面型の由緒書をそのまま再録しています。

祇園祭山鉾は京都祇園祭山鉾巡行33基写真集
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元離宮城南宮楽水苑「春の山」は3月に白やピンクの枝垂れ梅が華やかに咲き揃い、春を待っていた多くの人で賑わいます。

拝観/参拝境内自由 神苑拝観/500円
城南宮への公共交通機関/
近鉄京都線・市営地下鉄「竹田」駅下車 、徒歩約15分
市バス「城南口東口」下車、徒歩約5分
所在地/京都市伏見区中島鳥羽離宮町7

枝垂れ梅が咲き競う春先の城南宮神苑
京都観光ガイド城南1