由 緒
忠臣蔵の物語で「天野屋利兵衛は男でござる」の名セリフでよく知られた天野屋利兵衛命を祀ってあります。天野屋利兵衛は浪速の豪商で、卸問屋が軒を並べている大阪の本町筋に店をかまえ、赤穂義士が討入りに必要な武器を調達しました。北組総年寄という肩書きを持ち、商売の神様と言われていました。今も「商売繁盛」の神様として信仰されています。
忠臣蔵で知られる赤穂義士大石内蔵助の山科隠棲の地に義挙を顕彰するため、1935年、当時の浪曲会の重鎮であった吉田奈良丸など、多くの崇敬者により創建されました。宝物殿には大石良雄、小町寺十内らの手紙をはじめ、多くの品が残されています。
主な行事
4月14日 春季大祭
12月14日 義挙記念祭
山科義士まつり
12月14日、四十七士などに扮した総勢約300人の大行列が毘沙門堂を出発し、大石神社を目ざして山科区内を行進します。
上の文は「おこしやす“やましな”協議会」が大石神社境内に掲示されている説明板を再録しています。
別頁の大石神社の写真のページもご覧ください。哲学の道沿いの大豊神社では本殿の両側で桜と梅が同時に満開を迎えます。
▼大石神社は下の2枚の写真をご覧いただけます。▼
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大石願掛け像には「心願・大願の誓いを籠めてご祈願下さい」と書かれています。大石願掛け像の横には臥牛の形に似た石「合格天神うし」も置いてあります。
大石神社の参拝 参拝境内自由
大石神社の所在地 京都市山科区西野山桜ノ馬場町116
大石神社への公共交通機関
JR「山科」、地下鉄「山科」駅前より京阪バス大宅行きで「大石神社」下車
▼大石桜(上)、大石願掛け像(下左)、紅葉の中の義人社(下右)