清凉寺の多宝塔も本堂や仁王門と共に京都府指定文化財となっています。元禄16年(1703)に建立され、均整のとれた姿で東を向いて建っています。
清凉寺の場所 京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46
清凉寺の拝観 境内自由
本堂拝観・霊宝館拝観 各400円(霊宝館は季節限定)
清凉寺への公共交通機関
JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅下車、駅の北側の階段を下りて徒歩約10分
清凉寺(嵯峨釈迦堂)多宝塔
清凉寺多宝塔は清涼寺でいただいたリーフレットに「元禄13年(1700)江戸護国寺での出開帳の際、江戸の老若貴賤の寄進によりなったもので、のち元禄16年、廻漕(かいそう)建立したものである。」と書かれています。多宝塔の南側から聖徳太子殿を囲むように真っ赤な紅葉の林がみられます。
多宝塔の右背後(西北側)に数基の宝篋印(ほうきょういん)塔が並んでいます。向かって左(南)の宝篋印塔は源氏物語、光源氏のモデルの源融(みなもとのとおる)の墓と言われていますが別説もあるようです。その右に2基並んでいる宝篋印塔は右(北側)が嵯峨天皇の宝塔、左(南側)檀林皇后の層塔で、四方仏の梵字が大きく刻まれています。その右は奝然上人(ちょうねんしょうにん)の墓で、以前は境外墓地にあったものを釈尊造像一千年の昭和60年(1985)にこちらに移建したものです。
清涼寺の春は清凉寺の桜をクリックして桜の写真をご覧ください。。