嵐山渡月橋
天下の名勝として有名な嵐山の桂川に架かる渡月橋は全長が154.4mで、京都市の右京区と西京区を跨いでいます。
渡月橋の辺り一帯が嵐山と呼ばれていますが、渡月橋の西南西には標高381.5mの嵐山がそびえ、渡月橋に向かう山肌が春には桜、秋には紅葉に染まります。この嵐山の南東には嵐山支峰の標高約160mの岩田山があり、120匹を超えるニホンザルが生息している「嵐山モンキーパークいわたやま」になっています。モンキーパークいわたやまへの入場料は大人(高校生以上)550円、中学生以下の子供(4歳以上)が250円です。
嵐山渡月橋への電車とバス
●JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅下車、徒歩約13分
(嵯峨嵐山駅は快速も停車)
●嵐電(らんでん)「嵐山」駅下車、徒歩すぐ
(嵐電は全線220円均一)
●阪急電車「嵐山」駅下車、徒歩約5分
●市バス、京都バス「嵐山」下車、すぐ
渡月橋の説明
▼下の文章は嵐山の渡月橋に掲示されている京都市の駒札(下の写真)を書き写しています。
渡月橋(とげつきょう)
承和三年(八三六)に弘法大師の弟子の僧 道昌(どうしょう)によって大堰川(おおいがわ)の修築が行われ、その時に架設されたのに始まると言われ、千年以上の歴史を持つ由緒ある橋である。橋の南に法輪寺(ほうりんじ)があったため、当時は「法輪寺橋(ほうりんじばし)」と称されており、渡月橋という名は、後に亀山上皇が東から西へ月が渡る様子を見て名付けたと言われている。
往時の橋は、現在の場所より一〇〇mほど上流にあり、慶長一一年(一六〇六)に角倉了以(すみのくらりょうい)が保津川の開削工事を行った際に、現在の場所に架け替えた。
現在の橋は、鉄筋コンクリートを主体とする近代的な構造であるが、京都を代表する景勝地の風景と調和させるため、木橋であった旧橋の意匠を継承している。
平成十七年(二〇〇五)には、桂川の水を利用した嵐山保勝会水力発電所が整備され、それを電源とした足下灯が、夕暮れ時から渡月橋を照らしている。このような自然エネルギーを利用した取組は、地球温暖化防止にも寄与している。
京 都 市
▲上は嵐山の渡月橋に掲げてある下の写真の京都市の駒札説明板を再録しています。
京都を代表する景勝地の嵐山渡月橋を飾る春の桜、秋の紅葉がきれいです。別サイトの嵐山 桜、又は嵐山渡月橋の紅葉もクリックしてください。