大田神社 カキツバタ
大田神社の東側に広がる大田の沢でかきつばたを鑑賞するには志納金が必要ですが、沢の南側の道路からでも十分に鑑賞できますし、写真も撮れます。 上の写真は5月の始めに撮影したものでまだ満開には至っていません。
大田の沢には25000株程のカキツバタが群生しています。日本三大かきつばた自生地の一つとされ、国の天然記念物に指定されています。
カキツバタはユリ目アヤメ科アヤメ属の植物でアヤメ、カキツバタ、ハナショウブは区別がつきにくいです。
大田神社の由緒
▼下の文章は大田神社に掲示されていた京都市の古い駒札(下の写真)の文を再録しています。
大田神社(おおたじんじゃ)
古くは恩多社(おんたしゃ)と呼ばれたこともあり、上賀茂神社の攝社である。祭神は天鈿女命(あめのうずめのみこと)を祀っており、延喜(えんぎ)式にも載せられている。古社で、この付近の沼沢池を開墾して栄えた賀茂氏の崇敬を受けた神社である。
右方東側の沢池を「大田の沢(おおたのさわ)」といい、野生のかきつばたが美しい。藤原俊成(しゅんぜい)郷 文治六年(一一九〇年)五社百首に
神山や大田の沢のかきつばた
ふかきたのみは 色にみゆらむ
と詠われ、平安時代からこの付近の沢地には、かきつばたが咲きみだれて、名勝となっていたようである。現在でも五月中旬頃には、濃紫、鮮紫の花が美しく咲く。このかきつばたの群落は国の天然記念物に指定されている。
例祭は四月十日と十一月十日である。
京都市
▲上の文は大田神社の正面鳥居の横に掲示されていた古い駒札(下の写真)を再録したものです。
別サイトの上賀茂神社、上賀茂神社 桜 の写真もご覧ください。
大田神社の所在地 京都市北区上賀茂本山340
大田神社への市バス
市バス「上賀茂神社前」より徒歩約10分
大田神社の駐車場 ありません。