湯立山
天寛永三年(一六二六) 玉屋町
最初は孟宗(もうそう)山といわれていたが、寛文年間(一六六一〜七二)に湯立(ゆたて)山と改称された。古来より天孫(てんそん)神社の神事に湯を奉(たてまつ)るというならわしがあり、この曳山より奉(ほう)ぜられる。そのためにこの曳山の形は拝殿(はいでん)を型どり、周(まわ)りの様式は、天孫神社の廻廊(かいろう)を模している。また、この曳山は、からくり人形のしぐさや音色から俗に「おちゃんぼ山」とも呼ばれ親しまれている。からくりが終わった時に曳山の上よりまかれる紙吹雪はお湯をあらわしており、このお湯をかぶると五穀豊穣(ごこくほうじょう)・悪疫退散(あくえきたいさん)・商売繁盛等に御利益があるといわれている。
上は曳山展示館で200円で購入したパンフレットから湯立山の解説文の一部をそのまま再録しています。
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