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大津祭曳山 神宮皇后山(じんぐうこうごうやま)

 

神宮皇后山(じんぐうこうごうやま)

 寛延二年(一七四九)
  猟師町 神宮皇后(じんぐうこうごう)山は、略して神功(じんこう)山ともよばれる。神功皇后は、夫の仲哀(ちゅうあい)天皇の急死後、遺志を次いで朝鮮出兵を企て、新羅(しらぎ)、百済(くだら)・高句麗(こうくり)の三国を征服したという伝説上の人物。遠征を前に、まっすぐな釣針で鮎釣をして戦勝を占い、岩に「三韓の王者」と刻みこんだという伝説を題材にした曳山である。神功皇后は、出兵当時懐妊していたといわれ、凱旋(がいせん)後、無事に応神天皇を産んだとされることから、安産の守り神として古来信仰をあつめた山であった。今でも、皇后の人形に新しい腹帯を巻いておき、安産祈願のお詣りがあると、それをはずして授ける風習がのこっている。なお、この山は神様をまつっているため、清浄をみねとし、汚れをきらうという。
上は曳山展示館で200円で購入したパンフレットから神宮皇后山の解説文をそのまま再録しています。

神宮皇后山のみどころ

 曳山の屋根は唐破風(からはふ)造りであるが両側面の軒にも唐破風が付くというめずらしい形である。内部の天井は、四列六行二十四の格間(ごうま)の格天井であり、各格間の鏡板の絵は、江戸後期、岸(がん)派門下で活躍した広瀬柏園(はくえん)の筆になるものであり、金箔押(きんぱくおし)に、菊・あさがお・梅に鶯(うぐいす)・もみじ・鉄線花・桜・ききょう・ゆり・ばら・なでしこ・あじさい・藤・しゅうかいどう・はぎなどの各種の草花・鳥などが極彩色で描かれている。
上は曳山展示館で200円で購入したパンフレットから神宮皇后山の解説文をそのまま再録しています。

神宮皇后1

神宮皇后2


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