近江八景の一つに描かれている「唐崎の夜雨」で有名な松の巨樹が霊松「唐崎の松」で、日吉大社の摂社の一つ唐崎神社の境内に枝を伸ばしています。この場所は琵琶湖に張り出した岬のような景勝地で、対岸には近江富士と呼ばれる三角形の三上山、右には大津市に建つ高層ビルなどが見渡せます。
現在の唐崎の松は3代目で樹齢は250年から300年といわれています。
松尾芭蕉が詠んだ「唐崎の松は花より朧(おぼろ)にて」の句碑が霊松が伸ばす枝の下に立っていますが、古く万葉集には柿本人麿が、古今集には紀貫之がこの地を詠んでいます。
唐崎の松と繋がりのある松が石川県金沢市の兼六園にも植えられていて、こちらも「唐崎の松」と名付けられています。
唐崎の松の大きな写真と地図は「唐崎神社、唐崎の一本松」をクリックするとご覧いただけます。
唐崎の松が立つ唐崎神社の場所
滋賀県大津市唐崎1-7-1
唐崎神社への電車とバス
JR湖西線「唐崎」駅より徒歩約10分
西近江路を走る江若交通バス「唐崎」下車3分
(JR大津駅、京阪浜大津駅、JR堅田駅より)
駐車場
唐崎神社の北にある湖岸緑地唐崎苑の駐車場に
普通車約40台が無料で駐車できます。
▲琵琶湖西岸の唐崎神社境内の巨樹、霊松「唐崎の松」
▲幹をまっすぐ上に伸ばし、周囲に大きく枝を広げています。