日吉神社(ひよしじんじゃ)
日吉神社は真如堂や金戒光明寺が建つ小高い山の神楽岡の北東の斜面に位置します。真正極楽寺(真如堂)の守護神で、真如堂地区の産土神として地域の人たちの崇敬を集めています。
日吉神社は真正極楽寺を創建した時に滋賀県大津市の日吉大社山王権現を勧請したものです。
上の写真の猿は鳥居の横に座る猿で比叡山の頂上を見つめています。
比叡山の向こうには日吉・日枝・山王神社の総本社の日吉大社があります。
日吉・日枝・山王神社は全国に約2000あり、その一つがこの日吉神社です。
平成28年の申年の初詣は神猿(まさる)の御利益にあやかろうと参拝者で賑わいました。
初夏6月頃には日吉神社の東側の白川沿いの道に薄紫や白の紫陽花の花が続きます。日吉神社の境内にも紫陽花が一株だけ美しく咲いていました。
日吉神社の御祭神
山王大権現、国常立尊(くにのとこたちのみこと)の二神
日吉神社の御神徳 魔除けの神
日吉神社への公共交通機関
市バス「錦林車庫前」下車、西へ徒歩10分
日吉神社の所在地
京都市左京区浄土寺真如町53番地(真如堂の東)
日吉神社の由緒
日吉神社
この地には、九百数十年前に一条天皇の母后東三条女院離宮があった。女院はこの離宮に比叡山の常行堂に安置されていた阿弥陀仏を移して寺院とし、真如堂を創建された。そして、同じく比叡山の守護神である日吉の神を山王権現としてこの地に勧請されたのがこの日吉神社の草創であったようである。
真如堂は応仁の乱で荒廃し、諸方を転々としたが、この神社は永くこの地に祀られ、吉田家とも相謀り祭事も維持していた。元禄六年(西暦一九六三年)現在の真如堂が再興され、この地も旧態に復して、当社は地主の神として広く尊崇を集めている。
京都市
上の文は日吉神社に掲げられている京都市の駒札説明板(下の写真)をそのまま再録しています。
哲学の道に近い大豊神社日吉社の狛猿の写真は大豊神社をクリックするとご覧いただけます。