今宮神社の阿呆賢さん(あほかしさん)
平安時代、都に流行った疫病を鎮めるために祀った疫神社が今宮神社を始まりと伝えられています。疫神社は今も本殿の西に鎮座されています。本殿その他の建物は江戸時代の再建が多く、広い境内には緑が多く春は桜、秋は紅葉も見られます。境内にあった天治2年(1125)7月15日の銘が見られる重要文化財の線彫四面仏石は京都国立博物館に寄託保存されています。
今宮神社の主祭神
大己貴命(おおなむちのみこと)
事代主命(ことしろぬしのみこと)
今宮神社の御神徳 疫病鎮め
今宮神社の鎮座地 京都市北区紫野今宮町21
今宮神社への公共交通機関
今宮通を走る市バス「今宮神社前」下車すぐ
北大路通を走る市バス「船岡山」下車徒歩7分
今宮神社の神占石「阿呆賢さん」
「神占石」と古くから伝えられるこの石は病気平癒を早めてくれる不思議なパワーがあるそうです。病気や傷の早期平癒を心を込めて祈りながら石を撫で、その手のひらで体の悪い部分をさするとご利益に預かれるといわれています。
この石は「重軽石」とも言われ、願いが叶うかどうかを占ってくれます。但しそれには条件があって、石を怒らせては願いは叶いません。手のひらで軽く三度打った石を持ち上げ、次ぎに願い事を込めて三度手のひらで石を撫でてから持ち上げます。重さが軽くなっていれば願いは叶います。石をたたくと石が怒ってしまって重くて持ち上がらないそうです。何事もやさしい心で念じなければなりません。
京都には石にまつわるパワースポットがいくつもあります。パワースポット野宮神社のお亀石のページもご覧ください。
▲今宮神社の神占石「阿呆賢さん(あほかしさん)」
▲今宮神社の楼門