知恩院御影堂(京都市東山区のお寺)

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国宝 知恩院御影堂(大殿)みえいどう

 

知恩院御影堂(国宝)

 三門から急な石段の男坂を、あるいは三門の右のゆるやかな女坂を登り切ると広々とした境内が目の前に広がります。広場の左(北側)に建つ大きなお堂が知恩院の本堂である御影堂で大殿ともいわれ、正面11間、側面9間もある単層入母屋造、本瓦葺きの木造建築で、奥行き35m、間口45m、幅3mの大外縁をめぐらせてあります。知恩院のパンフレットには桃山建築の様式美を凝らしてあると説明されています。左右両側の破風や柱の間の蟇股が桃山建築の様式なのだそうです。浄土宗の祖、法然上人の御影がおまつりされているので「御影堂」と呼ばれます。江戸時代の初め頃に徳川家康が法然上人ゆかりの知恩院を整備して諸堂を建築しましたが、寛永10年の大火災で知恩院の殆どの建物が焼亡しました。その後、御影堂は寛永16年(西暦1639年)に徳川三代将軍家光公によって再建されたもので、国宝に指定されています。内陣には金箔が貼られ豪華な雰囲気を醸し出しています。御本尊の法然上人坐像、重要文化財の「阿弥陀如来立像」、同じく重要文化財の「善導大師立像」、他に五上人像、徳川家康、徳川秀忠、家康の生母傳通院の坐像が安置されています。

知恩院の桜の頁もご覧ください。

知恩院御影堂の説明

知恩院御影堂(国寶)

國宝、江戸初期
大殿とも呼ばれ、桁行十一間、梁間九間、正面五間の向拝、背面 三間の向拝、単層、入母屋造、本瓦葺で、江戸初期を代表する 大建築である。家康公の創建は慶長年間であるが、現在の御堂は寛永十六年(一六三九年)徳川家光公による再建である。
上は知恩院に掲げてある由緒書(この頁の右下の写真)をそのまま再録しています。

知恩院の宗派 浄土宗総本山
知恩院の所在地 京都市東山区林下町400
知恩院への公共交通機関
 
京都市バス「知恩院前」下車、東へ徒歩約5分
 (京都駅前より206系統に乗車)
知恩院の拝観 境内自由(但し、庭園拝観は有料)
知恩院の拝観時間 午前9時より午後4時

知恩院2-1
▲国宝の知恩院御影堂と手水鉢(下左)、外置大香炉(下右)

知恩院2-2
▲知恩院御影堂の奥行は35mもあります。

知恩院2-3
▲知恩院御影堂の内部

知恩院2-4
▲知恩院御影堂に掲示されている説明板の下の部分