知恩院御廟堂

 御廟堂は法然上人の遺骨が納められている所で、知恩院で最も重要な建築物の一つです。

 法然上人の遺骨が納められている知恩院の御廟堂は勢至堂の脇の崖の上に御廟堂拝殿と並んで建てられています。御廟堂は写真で見る通りの本瓦葺の方三間の宝形造りの建物で、現在の御廟堂は慶長18年(1613年)に改築さたものです。その後の宝永7年(1710年)に御廟堂の拝殿が建て加えられました。

 御廟堂の前の唐門の扉には徳川将軍の三つ葉葵の紋章と七宝繋ぎの彫刻が施されています。上より二番目の写真で扉の丸く見えているところが徳川の「三つ葉葵」の紋の彫刻です。

知恩院御廟の由緒

▼下の文は知恩院の御廟堂に掲げてある駒札説明板(下の写真)をそのまま再録しています。

御 廟

法然上人の御遺骨をお祀りする霊廟
現在の御廟堂は慶長十八年(一六一三)常陸国 土浦城主 松平伊豆守信一公の寄進により再建されたもので、正面に玉垣をめぐらした唐門を構える。
さらに宝永七年(一七一〇)参拝のための拝殿が建て添えられた。
知恩院で最も重要な根本聖地である。
                知恩院
▲上の文は知恩院の御廟堂に掲げてある駒札説明板(この頁の下の写真)をそのまま再録しています。

 知恩院の春は桜がきれいに咲き揃います。知恩院をクリックして桜の写真をご覧ください。