梅宮大社神苑の梅-京都観光写真集

 

(うめのみやたいしゃ)梅宮大社神苑の梅

 

由 緒

梅宮大社(うめのみやたいしゃ)

奈良時代の政治家であった橘諸兄(たちばなのもろえ)の母・懸犬養橘三千代(あがたのいぬかいのたちばなのみちよ)が、橘氏の氏神として現在の綴喜郡(つづきぐん)井手町付近に創建したのが始まりといわれる。
平安時代の始め、嵯峨天皇の皇后・橘嘉智子(たちばなのかちこ)(檀林皇后)によって現在の地に移された。
酒解神(さけとけのかみ)(大山祇神(おおやまずみのかみ))、大若子神(おおわくこのかみ)(瓊瓊杵尊(ににぎのみこと))、小若子神(こわくのかみ)(彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと))、酒解子神(さかとけこのかみ)(木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと))の四座を祭神とする。酒解神の御子・酒解子神は大若子神との一夜の契りで小若子神が生まれたことから、歓喜して、狭名田(さなだ)の稲をとって天甜酒(あめのうまざけ)を造り、これを飲んだという神話から、古くから安産と造酒の神として有名である。
また、皇子に恵まれなかった檀林皇后が、本殿の横に鎮座する「またげ石」をまたいで子どもを授かったことから、この石をまたげば子宝に恵まれると伝えられ、その下の白砂は安産のお守りとされている。
現在、本殿、拝殿、幣殿、廻廊、中門などが有るが、これらは元禄13年(1700)の再建によるものである。
庭園は、杜若(かきつばた)や花菖蒲(はなしょうぶ)の名所として知られるほか、梅、八重桜、椿、つつじ、あじさいが美しい。 京都市
上の文章は梅宮神社の楼門の前に掲げてある京都市の「駒札名所説明立札」をそのまま再録しています。

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3月の梅宮大社神苑には約35種、約550本もの梅の花が咲き揃います。

鎮座地/京都市右京区梅津フケノ川町30
拝観/
参拝境内自由
神苑拝観/500円 神苑拝観時間/朝9時より夕4時半(受付修了)まで
梅宮大社への公共交通機関/
阪急嵐山線「松尾」駅下車、大堰川の松尾橋を渡り徒歩約10分
市バス「梅宮神社前」下車、徒歩数分(京都駅前より28系統乗車)

梅の花が美しい梅宮大社の神苑
京都観光ガイド梅宮1