御神木の梛(なぎ)の葉で作ったお守りが授与されます。苦難を「なぎたおす」ご利益があるそうです。
熊野若王子神社の御神木
樹齢400年といわれる梛(なぎ)の大木
熊野若王子神社の御祭神
天照大神、伊佐那岐命(いざなぎのみこと)、
伊佐那美命(いざなみのみこと)、国常立命(くにとこたちのみこと)
熊野若王子神社へのバス
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鹿ヶ谷通の市バス停留所「宮ノ前」で下車、
徒歩約10分
●南禅寺通の市バス停留所「永観堂前」で下車、
徒歩約10分弱
●市バス停留所「東天王町」下車、徒歩約10分
若王子神社は京都では「にゃこうじさん」と呼ばれて親しまれています。古くは平安時代の初めの永暦元年(西暦1160年)に、後白河法皇が永観堂(禅林寺)の祈願所である正東山若王子の鎮守社として紀州の熊野権現を勧請され創建されました。樹齢400年の大木の梛(なぎ)は御神木としてあがめられ、苦難をなぎ倒す厄払いの為のみそぎの木として信仰を集めています。若王子神社のお守りはこの梛の葉で作られていて苦難をなぎ倒すご利益があります。石段を数段上り石橋を渡れば鳥居をくぐります。境内は伸びやかに空間があり、樹々に囲まれて落ち着いた雰囲気です。境内には末社として商売繁盛の恵比須神社も鎮座しています。春の頃、満開の桜を愛でながら哲学の道を歩き、ここに立ち寄りお参りする人が多いようですが、四季を通じてお勧めできる神社です。
京の銘木 梛(なぎ)
【京都府内で最も古い梛の大木】 この木は当社の神木であって古来紀州熊野三山詣、伊勢参宮などの折、ミソギの木として用いられた珍しい樹木である。樹齢については明確な記録はないが、4百有余年と推測される。又、この石橋は明歴2年(1656年)7月吉良家より寄進されたものである。
上は写真右側の由緒書を再録したものです。石段右の朱色の柵で囲った木が御神木の梛の木です。