楼門の額には「文道の大祖風月の本主」と書かれている。北野天満宮の御祭神菅原道真は文道の神様である。菅原道真を慕っていた大江匡衡(おおえのまさひら)の文らしい。大江匡衡(952〜1012)は平安後期の歌人で第67代三条天皇に仕えた文章博士である。楼門は2階建ての門のことで1階(初重)には屋根はついていない。お寺の山門に相当し、楼門に掲げられている額には当時の天皇のお筆になるものも多い。この楼門は北野天満宮を今出川通の正面から入り参道を進むと初めての大きな門で、次にくぐるのが国指定重要文化財の三光門である。北野天満宮にはもう一つ国指定重要文化財の東門がある。
北野天満宮の新しく撮影した写真は
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