学問の神様の天神様は受験生が合格祈願を絵馬に託します。北野天満宮の絵馬掛け所には膨大な数の絵馬が掛けられています。絵馬は神社ゆかりの絵や干支の絵が描かれているのが普通ですが、北野天満宮はもちろん黒い牛の絵が描かれています。北野天満宮の絵馬所は京都市の有形文化財に指定されています。
京都市指定有形文化財【北野天満宮絵馬所】
北野天満宮の本殿を始めとする主要な社殿は、慶長十二年(一六〇七)に再建されたもので、その後、元禄十三年(一七〇〇)から翌年にかけて大修理が行われている。現在の絵馬所は、元禄の大修理の際に建てられたものである。建築当初は、現在の位置より北へ棟を南北に通して建ち、また、屋根も現在は桟瓦葺であるが、当初は木の皮で葺いた木賊葺(とくさぶき)であった。この絵馬所は、規模が大きく、京都に現存する絵馬堂の中で最も古いものであり、江戸時代中期の絵馬堂遺構として重要である。昭和五十八年六月一日指定 京都市
上は北野天満宮絵馬所に掲げてある京都市の由緒書をそのまま再録したものです。
北野天満宮社殿の写真は別ページの北野天満宮でご覧ください。