由 緒
護王神社は病気平癒、特に足腰の病気にご利益があるとされています。社務所で授与された2本1組の座立亥串のうちの1本を招魂樹の前に立て、後の1本を神棚にまつると願いがかなうとされています。
猪の口からきれいな水が流れている手水舎の横に背の高いカリンの木がそびえています。右の写真はカリンの木の根本部分です。護王神社は足腰の病気の他に「ぜんそく封じ」のご利益もあり、カリンの木で作られた「かりんせんべい」や「かりん飴」が販売されています。「かりんせんべい」には猪の絵が描かれています。「かりん飴」は喉の痛みを和らげてくれそうです。このカリンの木は巨樹名木百選に数えられています。
樹種カリン(花梨・榠櫨)〔バラ科・ボケ属〕
大きさ胸高幹周15.7m 樹高14m(平成10年6月11日調査)このカリンの木は御遷座当時からあり、樹齢は100年を越え、昭和49年、京都市の「名木百選」に選定されました。(選定当時胸高幹周1.36m樹高10.5m)
毎年樹皮を剥がしながら成長し、春のおわりに枝端に淡い紅色の花を咲かせ、秋になると黄色い大きな果実をつけます。当神社では、その果実の効用から「ぜんそく封じの御神木」として知られています。
上の文はカリンの木の傍にある説明板の文をそのまま再録しています。