清水寺三重塔(重要文化財)

 国の重要文化財に指定されている清水寺三重塔は平安時代初めの承和14年(847)に桓武天皇の皇子葛井親王が建立したものと伝えられ、江戸時代の寛永9年(1632)に古様式にのっとり再建されたものです。

 全体が朱色に塗られた本瓦葺の建物で、3間四方で高さは約31メートル近くあり、茶わん坂などの街筋からも眺められます。

 春4月の放生池の南に咲き揃う桜の花の上に頭を出す三重塔などが象徴的な光景となっています。

 一重内部には大日如来像がお祀りされていますが一般には公開されていません。室内は極彩色の飛天・龍や密教仏画で飾られているようです。

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