清水寺善光寺堂の首振地蔵

 清水寺の音羽の滝へ向かう時に、清水寺で最初に出会うのが清水寺仁王門の左前に建つ善光寺堂です。

 善光寺堂のお堂の右に置かれているのが縁結びのご利益で人気のある首振り地蔵で、参拝者から奉納された可愛いよだれかけを掛けています。

 この首振地蔵さまの首を参拝者が左や右に自由に動かすことができます。

 願い事の方向にお地蔵様の首を向けてお祈りすると願いが叶うと云われています。

 想う人が居る方角にお地蔵様の首を向けてお祈りすると結ばれるとも云われ、縁結びのご利益もいただけると人気があります。

 首振地蔵のそばには「合掌した後静かにお廻しください」と書かれた板が立ててあります。この信仰は江戸時代から続いていて、清水寺七不思議の一つに数えられています。

 この首振地蔵が置かれている清水寺善光寺堂は洛陽三十三所観音巡礼の第十番で、ご本尊には鎌倉時代につくられた如意輪観音菩薩がお祀りされています。

 右膝を立ててお座りになり首を少し右に傾けたお姿です。長野の善光寺型の釈迦三尊像も併せて安置されています。

このシリーズの最人気ページは
清水寺音羽の滝(京都水ご利益)です。