八坂神社の本殿

 現在の本殿は西暦1654年(承応3年)に再建されもので国の重要文化財に指定されています。

 雄大で雅な雰囲気の本殿は「祇園造り」の形式と言われます。「祇園造り」とは本殿と拝殿の2棟の建物を一つの入母屋屋根の下に納めた格好になっています。

 下の写真のように本殿の手前に大きな舞殿があり、舞の奉納やさまざまな行事が行われています。舞殿にたくさん並ぶ提灯は祇園の飲食店が奉納したものが多く、土地柄をしのばせています。

八坂神社(やさかじんじゃ)

 京都では「ぎおんさん」の名で親しまれている八坂神社は、京都で一番賑わう交差点四条河原町から四条通を東へ歩いて約10分、東西に長い四条通の東の端にあります。

 西暦656年、斉明天皇の代に素戔嗚尊(すさのをのみこと)をお祀りしたのがはじまりです。

 明治までは祇園社とよばれていましたが、これはご祭神の素戔嗚尊が祇園精舎の守護神である牛頭(ごず)天王と一体視されていたことに由来します。

 八坂神社は豪華な山鉾巡幸で知られる夏の祇園祭りや、大晦日の「をけら詣り」でも有名な京都を代表する神社の一つです。

 八坂神社の隣に広がる円山公園の桜がきれいです。

八坂神社の場所
 京都市東山区祇園町北側
(京都市のメインストリートの四条通の東の端にあります。)
八坂神社へのバスと電車
●市バス「祇園」下車徒歩すぐ
●京阪電車「祇園四条」駅下車東へ徒歩約10分
●阪急電車「河原町」駅下車東へ徒歩約10数分