日吉大社白山宮
白山宮の御祭神は「菊理姫神(くくりひめのかみ)」で文徳天皇天安2年(西暦858年)に御鎮座されています。宇佐宮と同じく山王上七社の一社です。
日吉大社白山宮本殿の由緒
▼下の文は白山宮本殿の傍に掲げてある大津市教育委員会の説明板(下の写真)を再録しました。
重要文化財 建造物
日吉大社摂社白山姫神社本殿
(ひよしたいしゃせっしゃ
しろやまひめじんじゃほんでん) 一棟
(大津市坂本五丁目)
この本殿は、三間社流造(しゃながれづくり)、檜皮葺(ひわだぶき)の建物で、三間・二間が身舎(もや)、その前方一間通しの廂(ひさし)が前室となっています。
この本殿と樹下(じゅげ)神社本殿とは、ほぼ同形式となっていますが、装飾金具が少なく簡素(かんそ)な造りで地味(じみ)な落ち着いた中にも、各部の意匠(いしょう)に意を配った建物です。また、向拝(こうはい)は一間で浜床(はまゆか)付き、前室の正面は蔀戸(しとみど)となっています。
慶長(けいちょう)三(一五九八)年に建てられました。
明治三九(一九〇六)年四月に国の重要文化財に指定されました。
大津市教育委員会
平成四(一九九二)年三月
▲上は白山宮本殿の傍に掲げてある大津市教育委員会の説明板(下の写真)の文を再録しました。
日吉大社の前の桜の写真は坂本日吉馬場でご覧ください。