標高378メートルの牛尾山頂の崖上に牛尾宮と三宮宮の懸造の社殿が建っています。この建物が舞台造の祖といわれています。春4月の山王祭にはここから急坂を御輿が担ぎ下ろされ、勇壮な強訴の模様が再現されます。
由 緒
(ひよしたいしゃせっしゃうしおじんじゃほんでん
及び はいでん) (大津市坂本五丁目) 二棟
本殿は、三間社流造(さんげんしゃながれづくり)、檜皮葺(ひわだぶき)。拝殿は、桁行三間(けたゆきさんげん)、梁間五間(はりまごけん)、一重(いちじゅう)、入母屋造(いりもやづくり)、檜皮葺(ひわだぶき)、懸造(かけづくり)(舞台造(ぶたいづくり))となっています。
拝殿が後部にある本殿正面縁を取り込むような形になっていて、崖上(がけうえ)に建てられ、拝殿の入母屋造(いりもやづくり)の妻(つま)を正面としていますが、入り口は左側に設けられ、軒唐破風(のきからはふ)がつけられています。
ともに、文禄(ぶんろく)四(一五九五)年に建てられたもので、桃山時代(ももやまじだい)の特色をよくあらわしています。
明治四〇(一九〇七)年八月に国の重要文化財に指定されました。
平成四年(一九九二)年三月 大津市教育委員会
(ひよしたいしゃせっしゃさんのみやじんじゃほんでん 及び はいでん)
(大津市坂本五丁目) 二棟
本殿は、三間社流造(しゃながれづくり)、檜皮葺(ひわだぶき)。拝殿は、桁行四間(けたゆきよんけん)、梁間五間(はりまごけん)、一重(いちじゅう)、入母屋造(いりもやづくり)、檜皮葺(ひわだぶき)、懸造(かけづくり)(舞台造(ぶたいづくり))となっています。
この二棟は、拝殿が後部にある本殿正面の廂(ひさし)を取り込むような形になっていて、崖上(がけうえ)に建てられ、拝殿の入母屋造(いりもやづくり)の妻(つま)を正面としていますが、入り口は右側に設けられ、軒唐破風(のきからはふ)がつけられています。
ともに、慶長(けいちょう)四(一五九九)年に建てられたもので、桃山(ももやま)時代の特色をよくあらわしています。
明治四〇(一九〇七)年八月に国の重要文化財に指定されました。
平成四年(一九九二)年三月 大津市教育委員会
上は牛尾宮、三宮宮に掲示されている大津市教育委員会の駒札説明板(右下の写真)の文を再録しています。
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