「足つけ神事」 は毎年、土用の丑の日に御手洗社の前の御手洗池に入り、 膝まで足を入れて無病息災を祈る神事です。土用の丑の日に御手洗池の中に足をひたせば、罪、けがれを祓い、疫病、安産にも効き目があるといわれています。土用の丑の日に限りこの池に入ることが許され、この日は一日中混むようです。
祭神 瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)
例祭 土用の丑(うし)の日
この社の前身は、「三代實録」、元慶三年(八七九)九月二十五日の条をはじめ諸書に見える唐崎社である。賀茂斎院の御禊や解斎、関白賀茂詣の解除に参拝になった社である。元の社地は、高野川と鴨川の合流地東岸に鎮座のところ、文明の乱により、文明の乱により、文明二年(一四七〇)六月十四日焼亡したため、文禄年間(一五九二〜九六)に、この所に再興になり寛永度(一六二九)式年遷宮より官営神社となった。また、井戸の井筒の上に祀られたことから井上社と呼ばれるようになた。賀茂祭(葵祭)に先だつ斎王代の御禊の儀は、この社前の御手洗池で行われ、夏の風物詩土用の丑の日の足つけ神事、立秋の前夜の矢取りの神事はともに有名である。土用になれば、御手洗池から清水が湧き出ることで七不思議の一つにも挙げられ、池底から自然に吹き上がる水泡をかたどったのがみたらし団子の発祥と伝えられている。
上は御手洗社の由緒書をそのまま再録しています。
京都観光のメッカ清水寺音羽の滝の写真の頁もご覧ください。
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▼「足つけ神事」が行われる御手洗池と御手洗社