京都観光mz23994

 

尚徳諏訪神社(しょうとくすわじんじゃ)

 

由 緒

尚徳諏訪神社

 祭神は建御名方神(たけみなかたのかみ)と八重事代主神(やえことしろぬしのかみ)。
  延暦(えんりゃく)十六年(七九七)、桓武(かんむ)天皇より蝦夷(えぞ)平定のため征夷大将軍を拝命した坂上田村麻呂(さかのうえたむらまろ)は、かねてより信州の諏訪大明神(すわだいみょうじん)を深く信仰しており、そのおかげで戦果を挙げ、延暦二十年(八〇一)、平安京に凱旋(がいせん)した。
 社伝によれば、その御礼のため、五条坊門の南に社殿を造営し、信州より諏訪大明神の分霊を勧請(かんじょう)し祀(まつ)ったのが創始である。
 以来、時代を経るごとに社殿も荒廃していったが、その都度、源義経や足利義満、徳川幕府らによって社殿と境内地が復興された。
 特に元治(げんじ)元年(一八六四)の禁門の変(きんもんのへん)(蛤御門の変(はまぐりごもんのへん))の兵火では、社殿はことごとく焼失し、再建もおぼつかなかったが、孝明(こうめい)天皇が再建のためにと、金百五十両と菊の紋入りの提灯(ちょうちん)一対を下賜(かし)され、慶応(けいおう)二年(一八六六)に再建し、今日に至っている。
 新年祭は三月十七日、例祭は九月の第二日曜日、火焚祭(ひたきさい)は十一月十七日。また一日と十七日の月二回、月次祭(つきなみさい)が執り行われる。京都市
上は神社の門前に掲示されている京都市の駒札説明板の文を再録しています。

清らかな水を求めて行列ができる清水寺音羽の滝の写真もご覧ください。

尚徳諏訪神社の鎮座地
 
京都市下京区諏訪町通五条下ル下諏訪町351(烏丸通の一筋西)

京都観光尚徳諏訪