大将軍神社(たいしょうぐんじんじゃ)
由 緒
素盞嗚命(すさのおのみこと)を主神とし、相殿に関白藤原兼家を祀る。
桓武天皇が平安京を造営した際、大内裏鎮護のため四方四隅に祀られた大将軍神社のうち、東南隅の一つである。
特に平安京東のこの地は、三条口の要地にあたり邪霊の侵入を防ぐ意を以て重要視されてきた。
このあたりに建てられた藤原兼家邸は、応仁の乱で廃壊したが、境内に東三條社として名称を留めている。又、樹齢八〇〇年と伝える銀杏の大樹があり、かっては鵺(ぬえ)の森とも呼ばれ、源頼政の鵺退治の伝説を偲ばせる。 京都市
上は社頭に掲示されている京都市の駒札説明板の文を再録しています。
神事
一月一日 元旦祭
二月十七日 祈年祭
五月十七日 大祭
十一月二十三日 新嘗祭
由緒
人皇五十代桓武天皇平安遷都の始め王城四隅に素盞嗚尊を鎮祭、四方の和魂を天王と称し四隅の荒魂を大将軍と称された。當地は其の東南隅の大将軍である。永祚の始め関白太政大臣藤原兼家公は此所に館を建てられた東三條殿是である。
其の後御子関白太政大臣藤原道長公父君の神像を画しこれを合祀し東三條殿の鎮守となされた館舎は保元応仁の乱にて廃壊し旧録社記は散失したが社殿は此所の旧地に往年より鎮座の儘である。
上は社頭に掲示されている由緒書の文を再録しています。
大将軍神社の鎮座地
京都市東山区三条通大橋東三丁目下ル長光町640
京都の名水清水寺音羽の滝のページもご覧ください。狛鼠で人気のある大豊神社のページを作りました。
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▲大将軍神社の東側鳥居
▲本殿拝所、この後に樹齢800年といわれる銀杏と本殿があります。
▲東三条殿の名残をとどめる東三條社の碑と天満宮