祇王寺は平清盛の寵愛を失った白拍子の祇王が静かに余生を送ったお寺です。

 

祇王寺(ぎおうじ)

 

祇王寺 ぎおうじ

 祇王寺の赤い紅葉に包まれるように草庵が静かにたたずんでいます。祇王寺は平清盛の寵愛を失った白拍子の祇王、妹の祇女、祇王の母親の三人と、後で一緒になった仏御前が静かに余生を送ったお寺です。

祇王寺の宗派 真言宗大覚寺派
祇王寺の場所 京都市右京区嵯峨鳥居元小坂町32
拝観時間 朝9時より夕4時30分
拝観料 300円
祇王寺へのバス
●市バス「嵯峨小学校」下車、徒歩約15分
●京都バス「嵯峨釈迦堂前」下車、徒歩約15分

祇王寺の由緒

祇王寺(ぎおうじ)
((往生院(おうじょういん))

 往生院祇王寺と号する真言宗の寺である。
 寺伝によれば、この地は、平安時代に、法然上人の弟子、念仏房良鎮(りょうちん)が往生院を開創し、後に祇王寺と呼ばれるようになったと伝えられている。
 平家物語によれば、祇王は、平清盛に仕えた白拍子であったが、仏午前の出現により清盛の心が離れてしまったので、母刀自(とじ)、妹祇女と共に出家し、当地に移り住んだ。後には、仏御前も加わり、念仏三昧の余生を送ったと伝えられている。
 現在の本堂は、明治二八年(一八九五)に再建されたもので、堂内には、本尊大日如来像をはじめ、平清盛と祇王ら四人の尼僧像を安置している。
 境内には、祇王姉妹等の墓と伝える宝筐印塔及び平清盛の供養塔などがある。 京都市
▲上は祇王寺に掲げてある右下の写真の京都市の駒札説明板を再録しています。

祇王寺1

祇王寺2

祇王寺3