金戒光明寺三重塔、文殊塔

 国の重要文化財に指定されている金戒光明寺の三重塔は、江戸時代の初期の寛永10年に徳川二代将軍を弔う為に建立されました。

 塔内に文殊菩薩が祀られていたので文殊塔とも呼ばれています。春には桜、秋には紅葉がが塔を飾ります。


 金戒光明寺の三重塔に通ずる階段からは京都の町並がパノラマのように見渡せます。空気の澄んだ秋には京都盆地の向こうの山並み、ひときわ高い愛宕山の頂上までもが、青い空の下にくっきりと見ることができます。

 金戒光明寺の桜と紅葉の写真は金戒光明寺の桜(京都黒谷)金戒光明寺の紅葉(黒谷)をクリックしてください。
 別サイトに令和2年のNHK大河ドラマで話題を集めた西教寺 麒麟がくる 明智光秀墓、桜紅葉を作りました。

金戒光明寺三重塔の由緒

▼下の文章は金戒光明寺の三重塔に掲示されている説明板(下の写真)の文を再録しています。

三重塔(国・重要文化財)

 この塔は、寛永十年(一六三三)に伊丹重好(豊永宗如堅斉)が以前に仕えていた二代将軍徳川秀忠公の菩提を弔う為に建立した。内部には文殊菩薩が祀られたいたが、平成二十年四月御影堂左脇壇に遷座された。
 現在は本尊として文殊菩薩のご分身(浄鏡)をお祀りし左右の脇壇には、重好公とその両親、当山二十八世潮呑上人の木像が安置されている。
 御影堂に遷座された文殊菩薩は、運慶作と伝えられ善財童子・優填王・最勝老人・仏陀波利三蔵を従えた渡海文殊形式で日本三文殊随一として信仰を集めている。是非、御影堂へご参拝下さい。
          金戒光明寺
▲上は金戒光明寺の三重塔に掲示されている説明板(下の写真)の文を書き移しています。