繁昌神社
(はんじょうじんじゃ)
オフィスビルや問屋街の中の狭い境内の神社ですが、古い由緒を伝える神社です。
ご祭神として宗像三女神の田心姫命(たぎりひめのみこと)、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、湍津姫命(たきつひめのみこと)をお祀りされています。
繁昌神社の所在地
京都市下京区高辻通室町西入繁昌町
繁昌神社のご利益
商売繁盛、良縁成就
繁昌神社の参拝
参拝境内自由
繁昌神社へのバス
烏丸通を走る市バス「烏丸松原」下車
繁昌神社の由緒
繁昌社(はんじょうしゃ)
繁昌社の祭神は宗像三女神、田心姫命(たぎりひめのみこと)、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、湍津姫命(たきつひめのみこと)である。三女神は、海上交通の神で、商品流通の守護から「市の神」として信仰されている。江戸時代には、功徳院と号し、真言宗の僧
によって管理されていたが、明治の神仏分離により神社だけが残った。
当社はもと「班女ノ社」とも、「半女ノ社」とも称し、牛頭(ごず)天王の妃針才女(はりさいじょ)を祀り、それが転訛し班女になったと伝える。
また、「宇治拾遺物語(うじしゅういものがたり)」巻三の中に、「長門前司の娘が亡くなった後、遺骸を運び出そうとしたが動かず、塚になった」と記す。この塚が、社の北西
方向(仏光寺通に抜ける小路の中ほど)に現在も残っている「班女塚」だと伝える。
後世の書物に、「班女と繁昌は同音の為、男女参拝し子孫繁栄を祈願する」と書かれ、縁結びの神として詣でられる他、市杵島姫命は仏教の「弁財天」と解されることから、商売繁盛・諸芸上達の利益があるという。
京都市
上は繁昌神社に掲げられている京都市の由緒書を再録しています。